サピエンス全史を読み始めて

サピエンス全史を読み始めて

 

http://amzn.asia/1YUfzbP

 

この本は非常にお勧めです。

 

まだ「第一章 認知革命」を読み終えただけですが、

どんなところがおすすめか、僭越ながらブログに書きます。

 

【ヒト(ホモサピエンス)というものがどういうものかがわかる】

 

ホモサピエンスは東アフリカで誕生し、世界に広がったわけですが、

何故先住の人類であったネアンデルタール人などに勝てたのか?

 

そこの疑問から、ホモサピエンスのDNAというか本能がわかり、現在の人類の活動に示唆を与えてくれる。

 

【法人や宗教、国家など実態がないものについてわかる】

 

人間は存在するし、誰も否定する方法はないですが、

法人や宗教、国家など「形もなければ、存在する必要も絶対ではない」ものが

どのようにして誕生したのか?

そしてその必要性や、人間の優位性となったのかがわかる。

 

そこから、どのように人間が変化するのか?

体は全く進化していないのに、人間だけが変化できるのか?

 

【世界の成り立ちが分かる】

 

子どものころ疑問だったのは、

「何故南北アメリカ大陸やオーストラリアはあっさり欧州人に征服されたのか」

でした。

 

アジア・アフリカ・欧州に比べて数が少ないし、文明の発達も遅れていた。

生態系もつながっている3つの地域とは全く違った。

 

また、日本のように山や森ばかりの地域があるのに、

砂漠や平地があんなに多いのか?

 

この本ではそこまで書いていないけど、人類の到達が南アメリカに至っては1万年ちょっと前ですし、

数万年前に移動してから他の文明の影響を受けていないというのが大きいと個人的に思います。

アジア・アフリカ・欧州は各宗教やシルクロードなどでわかるとおり、

相互に交流も多く、発展を支えあいましたが、アメリカ大陸やオーストラリアはそれがなかったと思います。

 

そういう中で、数百年前に「新大陸が発見された」ことになっていますが、

実際には、1万年以上前に人間が侵入しているわけで、

そのときに起きたことと、歴史上の新大陸発見とで共通点が多いこと。

 

生態の破壊、先住生物(人間含む)の殺戮。

 

人は歴史から学ぶだけではなく、有史以前のできごとからも学ぶ必要性があると感じました。

 

【物理学・化学・生物学・歴史学の関係性がわかる】

 

短いですが、ビッグバンからこの本は始まります。

 

子どものころから漠然と勉強していたこれら(地理や政経、地学も関係するかも)の関係性や、

なぜこれらが学問としてあるのか?も少しだけ垣間見れます。

 

【変化のスピード】

 

様々な変化はどんどん早くなってくるわけですが、それらの意味も少しわかりますし、

変化できる理由もわかります。

 

【主な気になった文章抜粋】

・P10 4万5000年前 ホモ・サピエンスがオーストラリア大陸に住みつく。オーストラリア大陸の大型動物相が全滅する。

 

・P23 進化は、強い社会的絆を結べる者を優遇した。

 

・P24 人類はあっという間に頂点に上り詰めたので、生態系は順応する暇がなかった。その上、人類自身も順応しそこなった。(中略)自分の位置についての恐れと不安でいっぱいで、そのためなおさら残忍で危険な存在になっている。

 

・P39 虚構、すなわち架空の事物について語るこの能力こそが、サピエンスの言語の特徴として異彩を放っている。

 

・P55 認知革命は歴史が生物学から独立を宣伝した時点だ。

 

・P60 DNAは私たちが以前としてサバンナにいると思っている。

 

・P88 ところが、オーストラリアへの移住者、いや、より正確にはオーストラリアの征服者は、ただ適応したあけでなく、この大陸の生態系を、元の面影がないほどまで変えてしまった。

 

・P93 ユーカリの木は、4万5000年前いはオーストラリア大陸で珍しかった。だが、ホモ・サピエンスの到着とともに、この木は黄金時代を迎えた。ユーカリの木は火事に非常に強いので、他の高木や低木が姿を消すのをしり目に、広く分布するようになった。

 

・P101 世界の大型生物のうち、人類の殺到という大洪水を唯一生き延びるのは人類そのものと、ノアの箱舟を漕ぐ奴隷の役割を果たす家畜だけということになるだろう。